オレの旅食住と時々シゴト

作った料理の記録と楽しく暮らすためのTIPSなど。料理はガサツな男でも作れちゃう様なものが中心。

システム開発プロジェクトで出会った変な人①

システム開発の世界が下請け構造であることは有名だと思う。あるシステム開発を請け負う会社が、いざプロジェクトチームを立ち上げようとする時、自分の会社だけでは人が賄えないので、ビジネスパートナーから人を調達する。そのビジネスパートナーは次のビジネスパートナーに。。。といった具合に発注が連鎖していくことになる。そんな中で僕が以前出会ったトンデモナイ人について、先日思い出す機会があり、色々と考えることがあったので、ここにまとめてみようと思う。先に言うと彼は何か脳か精神的な障害を持っていたのではないかと思っている。

 

その人(伊藤さんとする)に出会ったのは、11月くらいだった。僕はあるプロジェクトのプロジェクトマネージャを担当する様に会社から命じられ、人集めをしているときだった。その中で英語を使える人が欲しかったのだが、社内から調達しようと思うとコストに見合わないので(プロジェクトコストとしては、社内の要員の方が単価が高い)、もっと安いビジネスパートナーから調達しようとした。そしてお得意のA社に調達を依頼した。すると「タイミングよくすごいオススメの人が出てきました」と連絡が来た。そして早速会ってみることにした。「会う」とは実際は採用可否を決める面接の様なものだが、ここは正直グレーゾーンなので表向きに「面接」という言葉が使われることはあまり無い。あらかじめその人のプロフィールは聞いていた。何でもアメリカの大学院卒で英語はペラペラとのこと。年齢は40代前半。「歳と経歴の割には単価が安いなー」と思うものの、別に高いスキルを要求している訳でもないし、プロジェクト開始までに時間が無いので、その疑念は忘れることにした。その人と最初に会った時に何を話したのかはあまり覚えていない。覚えているのは

  • 特徴的な髪型(オールバック)だった
  • スーツの肩パットが目立っていた
  • ネクタイが真っ赤だった

という様などうでもいいことと、

  • アメリカの大学院はとてもいい成績で卒業したこと
  • 私の会社と働くことをとても楽しみにしていること(とにかく持ち上げてくる)

様なことを言っていた。話自体に違和感は持たなかったので、そんなに変なことは言っていなかったと思う。僕はとりあえず予算内で英語が使えて、「普通の人」であれば何でもいいと思っていたので、プロジェクトに来てもらうことにした。今思うとこれが失敗な訳で、たかだか30分話したくらいでは、相手のことは何もわからないであろうことを、この時、というか毎回学んでいる気がする。ちなみにその伊藤さんは、A社に来るまでに、私が知る限りもう一社挟んでいるので以下の様になる。

私の会社←A社←仲介会社←伊藤さんの会社

 

そしてとうとうプロジェクトが始まる。。。